CSTIC2018/Semicon China2018報告 2018年3月11,12日

CSTIC (China Semiconductor Technology International Conference) 2018

毎年Semicon Chinaに併設されて行われる技術コンファレンス。大学では北京大学、企業ではSMIC TD部門がほぼ中心となっていた。しかし、今年はSMICからのキーノートは無く、SMICからの報告者、参加者は少なく変化をしている。これも昨年からのトップマネージメント一新による影響かもしれない。技術情報の漏洩を恐れている為と推測される。SMICが先端ロジックIP/産業機密に弱い後発ファウンドリであることと、TSMCとサムソンの法廷紛争の教訓か。

今年の目玉は、Prof. Chenming Hu (TSMC Distinguished Professor Emeritus, University of California, Berkeley, Department of Electrical Engineering and Computer Sciences)によるキーノート。FinFETの父と紹介されている。(中国、米国では、久本氏の名前など出ない。deltaトランジスタと称して発表されたのは、今から既に20年以上たっているので、IP問題は発生しない為。)

とりわけ特徴的なことは、招待講演が多いことと、一通りIEDMなどの著名学会をトレースした内容となっていることである。今年は、Chairwomanとして北京大学 Dr. Ru Huangがアサインされており、女性起用という社会背景と実力が認められての事であろう。

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